この記事では突然水が使えなくなった!という非常時に備えるために必要なモノと生活の仕方について調べた事をまとめ、主婦目線で解説していきます
先日私が住む身近なところで大規模な断水が発生し、水道水の使えない生活を強いられることになりました。
生きるために欠かすことのできない水がない生活なんて今まで現実的に考えたことはなかったよね
いざという時どうしたらいいかわからないと漠然とした不安に襲われるよな
自身過去に経験した災害は、24時間の停電生活。これだけでもかなりしんどかったけれど、あの時から数年経過し、また防災に対する関心が薄れていました。
地震も各地で頻繁に起こるしいつ何が起こるかわかりませんね。
そこで今回は今までないくらい真剣に防災について知りたいと思うようになりました。
いろいろ調べてみて自分なりの結論が出ましたよ
- 防災は金融リテラシーと同じで知らないまま不安を抱えて過ごすより、知って自分で考えて行動することで不安は大幅に減らすことができる
- 普段から防災を少し取り入れた生活ができていれば、何かあるごとに災害の心配をする必要はない
は?何を言ってるんだ!災害の心配はいらないなんてバカなのか?そんなこと言っていつ何が起こるかわからないのに!
そんなツッコミにきちんと答えられるように、このあと解説していきます。
今回参考にさせていただいたのは高荷智也さんのそなえるTVというYouTube動画です。目から鱗が落ちるほど詳しくて実践的な内容になってます。また後でゆっくり見てみてください。
水が使えなくなった時に知っておくといい防災の話
水を備えるための工夫とグッズ
水をできるだけ使わないで過ごすための工夫とグッズ
ぜひ最後までお付き合いください。そしてその後、家の中の備えチェックしてみてくださいね。
備えるために使える心構えはローリングストック!できるだけ普段使いしよう
備えで大事なことは「防災専用グッズ」だけを選ぶのではなく
普段使いできるもの、使い回して備えるローリングストックが大事なポイントだと学びました。
「ローリングストック」とは、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法です。
引用:農林水産省HP/災害時に備えた食品ストックガイド
必要な水の量は1人1日3リットル(料理用も含む)と言われます。最低3日分、できれば7日分と言われるとかなりの量になりますよね。
さすがにお水だけで1人3日分と言われると備蓄するのはハードルが高いなぁ。普段そんなにミネラルウォーターばかり飲まない人もいるんじゃないかしら
というわけで、備蓄に必要な考え方としてローリングストックが活きるわけです。
飲料として考えるなら水だけにこだわる必要はなくて、いつも飲んでいるお茶や清涼飲料水でもいい。
お水も備蓄専用の保存期間が長いものだけでなく、いつものミネラルウォーターでいいんです。両方合わせていつもより多めにストックしておく。
日常的にペットボトルのお水を買わない生活の人は長期保存可能のお水の割合を多くするとか、工夫が必要だね
そういう考え方ができると備えることに対してのハードルが下がると思いませんか?
【キャンプでも使える】水を確保するためにあるといい防災アイデアとグッズ
まずは家庭備蓄としてお水や清涼飲料水を用意するのはわかりました。
次は給水時に必要な備えについて考えてみましょう
水を確保する。給水時にあるといい水タンク / ハードタイプ?ソフトタイプ?
実は今まで給水時に必要な水を運ぶためのタンクを家に用意してなかったのよね。これはまずいよね
災害などで断水すると自治体の助けにより給水車が来てくれるようになります。その時に必要なのが水を運ぶ道具です。先日ホームセンターなどに水タンクを買い求める行列ができている映像を見て私はハッとしました。
用意できていなかったのです。これでは給水車が来ても水を家に運ぶことができないですよね。
選ぶポイントは大きさ(重量)・使いやすさ(安定感)・保管スペース・清潔など
種類がたくさんあって迷ったな。ハードタイプとソフトタイプそれぞれの良し悪しがあるので両方あると良さそう
私は今回2種類のものを購入しました。
- 選んだポイント
- ハードタイプ→安定感、コック付き、重くなるので10Lタイプ、キャンプで使えそうなデザイン
- ソフトタイプ→小分けにできる、収納が小スペース、洗って乾きやすい清潔感
ハードタイプは20ℓと迷いましたが大きいと女性やお年寄りには運ぶのに苦労するという現実があります。
大きめのタンクを選ぶなら台車やカートを一緒に用意した方がいいだろうな。普段キャンプするなら必需品かな?
【ライフセーバー】汚水を飲料水に変える携帯用浄水器があると心強い
非常時はいつどこで何が起こるかわからないもの。
近くでお水を汲んだり給水車が来てくれるような状況ならいいけれどそうはいかないこともある。
命を守る大事な水を確保するということでこちらの携帯用浄水器LIFESAVER Libertyを購入しました。
お値段が全然かわいくないから思い切った買い物だったよ
LIFESAVER Libertyの凄すぎる売りポイント
英国陸軍採用
細菌を99.9999%、ウィルスも99.99%まで除去することが可能
最大ろ過水量2000L
容量400㎖で重量425g
これさえ持っていればたとえ山奥で遭難しても水さえあれば飲み水として使うことができそうですよね。
もう一回り大きい容量のタイプもあるんですが、ここは現実的に持ち歩きやすい大きさを選んでみました。
また後日別記事で使用感や比較をしてレビューしたいと思います。
【アウトドアで使える知識】少ない水で生活するための工夫
非常時ならなるべく水を使わずに済むように日常とは違う生活の仕方や便利なモノがあるといいですよね。
簡易トイレ、もはや用意するのは必須。飲料水とセットで考えよう
生きている限り食べたら排出する。これは当たり前のことです。
なので飲み水を用意するならトイレの用意も同じようにすることを意識しなければいけませんでした。
災害時一番最初に必要になるモノだってさ
1日一人5回くらいを目安に使用すると考えると良いそうです。家族の人数に合わせて必要な数を計算しておきたいですね。我が家では今回トイレにセットするタイプのものを追加することにしました。
ずっと前から用意してたけど使ったことないのよね。練習が必要が必要かしら…
普段から湯船にお湯を溜めておいて非常時にはトイレタンクに流し入れるのもいいけれど、実際かなりの水を消費しそうですよね。バケツも必要だなぁ。
清潔・健康の維持 / 水を使わずに〇〇できるもの
清潔を保つのに必要なものは基本的な防災セットに入っていることが多いかもしれませんね。
水を使わず清潔を保てるモノ
- ウェットティッシュ
- 手指の消毒用アルコール
- シャンプー
- 歯みがき
- 除菌消臭スプレー
今回、まわりの知人の話を聞いて大変だなぁと思ったのがお風呂と洗濯
お風呂の代わりにウェットティッシュで体を拭くこともできますが、洗濯はどうしても水が必要になりますよね。最低でも肌着の清潔は保ちたい。
アウトドアでも活躍しそうなこんなアイテムを用意するのはどうでしょうか
スクラバウォッシュバッグ
旅先やキャンプなどで使える最小の洗濯バッグ。わずか3分で洗濯完了!
T-シャツ2~3枚、男性用下着2~3枚、そして靴下2~3足ほどの分量を一度にきれいに洗うことができる
ということらしいのでこれも購入。
後日実際に使ってみたのでこちらの記事で参考にしてみてください。
動画で使い方の説明もあったよ(英語だけど…)
まとめ / 今のうちに備えよう
それでは今回調べてみてわかった、水が使えなくなった時に備えておくべき心構えとあったらいい便利なモノなどについてをまとめます。
備える
- 1人1日3L、3日分の水を用意する(飲用ならお茶や清涼飲料水も〇)
- 通常のペットボトル水と非常用と併せてローリングストック(使ったら買い足すことを忘れない)
- 給水時のために水タンクを用意する(ハード、ソフト両タイプあると良い)
- 緊急非常時には携帯用浄水器があるとかなり安心感
減らす
- 簡易トイレは必需品
- 水を使わずに清潔を保つグッズを用意しておく
- 最小限の水でできる洗濯に便利なスクラバウォッシュバッグがあると役に立つ
災害時に必要と言われる水の量が1日当たり1人3Lと言われて、そんなに置くところないよーっていう声も聞こえてきそうです。必要なモノは水だけではないですしね。
確保できるスペースには限りがありますが、防災の備蓄はあって損するモノではありません。どうしても置く場所がない場合はトランクルームやレンタル倉庫を利用するのもいい選択肢だと思います。
いつものように水が使えない生活は本当に大変。私はまだ想像することしかできませんが…
でもいつ自分の身にそのような事態が起こるかわかりません。だからと言ってむやみに不安感だけ募らせても何の解決にはならないので、今回いろいろ知ることでわかりました。
きちんと備えることで必要以上に心配することはない
老後問題、お金の話と一緒。知らないで不安になるより、知って現状を把握したら何が足りてなくて何を用意しておけばいいのかがわかってスッキリ。
うちは今のところキャンプや山登りの趣味がないけれど、今後気が変わって行くことになったら防災を兼ねたいろんな道具が役に立ちそうだよね。
そうだな。キャンプが好きな人なら防災も兼ねた道具はいつでも使えるし揃えるのに抵抗はなさそうでいいよなー
防災の話といっても今回はお水に限定した話。しかも災害があったとして命が助かった前提です。
まずは命を守る行動を取ることが第一ですね。
今回参考にした防災アドバイザーの高荷智也さんの動画と監修の本、とても役に立ちます。
本格的に備えるにはまだまだ学ぶべきことはあるけれど、いくぶん気持ちが楽になったような気がしています。
皆さんも何か一つ足りてないモノがあったらこの機会に補充・補完してみてはいかがでしょうか
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