モノを減らしたいのに減らせない、増やしてしまう人は今の習慣を辞めないと一生そのまま
いきなり先制パンチ食らわすみたいなことを言ってみました。すみません
こう断言するのには理由があります。それは
いつもの考え方や行動パターンの沼にぬくぬく浸かりきっているとほかの考え方もあることにすら気付かなくなってしまうからです
普段私たちは日常的な生活ルーティンをほぼ無意識で行動しているはず。それが最適かどうかなんていちいち考えることはしない。それが一番楽だから。
ちょっとー!…だからモノを買ったり集めたりするのを辞めろ!全部捨てろって言いたいわけ?
まだ早合点しないでおくれよ。全然違うんだ。落ち着いて聞いて欲しい
実際に買って後悔、片付かないモノだらけの部屋を見てため息、そんな人いるはずです。
自分自身も散らかった部屋は嫌なので定期的にごみをまとめてたくさん捨てに行ったりするのですが、気が付けばまた同じことをくり返しているんです。
たくさん捨てたのに月日が経てばまたモノが増えている!
頑張って断捨離したのにまたいらないモノが増えたりするのは考え方や行動が変わってなかったからなんですね。
そこで、今回記事にしながら考える中で自分なりの対処法を見つけました。
今回の結論!
手に入れることと手間をかけることはセットにして考える
どういう事?って?
つまり、欲しいモノがあったら買いっぱなしで終わらず、手間をかける(飾る、大事に使う、手放す時の事まで考える)事もしていこう!という事です。具体的に後で詳しく説明します
では具体的にモノを増やしてしまう&捨てられない人はどんな考え方や行動をしているのか、整理収納アドバイザー2級のテキストから学べることを取り上げつつ私独自の目線で項目を入れてみたので一緒に分析してみましょう。
自分はどれに当てはまるのか、考えながら読んでいくと今日から少し意識が変わるかもしれませんよ
モノがどんどん増えてしまう5つの原因
モノが増える原因がわかればそれをどうやっつけていけばいいのかわかるようになりますね。
モノが増えるシーンを想像しながら考えてみてくださいね。
①所有欲が止まらなくて欲しくなる
おっとこれはいきなり所有欲という強敵があらわれた!
一番左の彼女は限定のブランドのバッグを買ったもよう。
去年買ったバッグはもう使ってないんでしょうか
真ん中の女の子たちはクラスで流行っているゲームを皆と同じように欲しがるようです
そして右端の彼女は何か「つまらぬモノ」をもらえるとワクワクしています
人間に元々そなわっている見栄や、まわりの人が持っているからという横並びの意識、中身はわからないが箱に入った粗品が気になる・・・欲しい・・・
まわりの人と比べてしまうのが一番の影響ですね
ここはひとつ本当に自分が欲しかったのか冷静になってみましょう
②コンプリート&イイネの承認欲求で欲しくなる
現場はSNSのタイムライン上。缶バッヂを買いそろえ痛バにしてる女性がいます!これからイベントに行くのでしょうか
左の彼はガチャを回し続けついに推しを引き当てた模様です。これはレアだーー
オタクには避けては通れない問題ですが、グッズを集めてしまう・コンプリートしたくてトレーディング系にお金をツッコんでしまうなど、これはいいとか悪いとか単純な話ではないですね。実際幸福感でいっぱいになりますし(笑)
ですが気持ちが冷めてしまうとただの要らない物質に成り下がります。
手に入れるまでの過程と手に入れた瞬間(の気持ち)が一番の価値ですからねぇ。皆に認められたいのかもしれません。
モノの量のコントロールと保管方法をマスターしてる人は上級者レベルでしょうねー
③置き換えの心理で欲しくなる
さてこちらではどうしたわけか勢いで購入したのか?
せっかく届いた商品にはもう興味がなくなってしまったように見受けられます
なんとなくストレスを発散したい。それがトリガーとなって買い物欲が刺激されてしまう。よくありますよね。ネットからポチっとしてひと満足
いざ届いてみると、あれ何でこんなの買ったんだろうって後悔したり買ったことすら忘れてしまったり。
これはモノを手に入れることより買い物の行為をすることで満足する置き換えの心理が働いています。
④お得感を買うことで欲しくなる
おっと周りを見渡すと30%OFF!の文字や2つ以上購入で半額!の文字が目に入ります。福袋を買う人も見られます
今日から〇%OFF、5000円以上の購入でコレが付いてくる、10万円相当の福袋を1万円で買う。
購買意欲を掻き立てられる状況は言い出したらキリがないですが、これ本当にそのモノが欲しかったんでしょうか?いらないモノまで買い物かごの中に入っていませんか?
実はこれら全部「モノ」ではなく「お得感」を買ってるんですね。これも置き換えの心理だそうです。
モノそのものを買うより置き換えの心理で「うれしいとか達成感」のような感情を買う人が多いように思えます。
⑤流行にとらわれるから欲しくなる
いよいよ最後。トレンド商品がズラリと並んでいて次から次へと売れていきます
新しいモノ好きですよね。でも流行を追っているとこれまたキリがない。特にファッションは買いたくなる仕組みができていて消費者はそれに乗せられている気がします。
トレンド商品はメディアに煽られてしまうから購入意欲を抑えるのは難易度高いですよ。ぶれない自分を持つことが大切でしょうね
モノが捨てられない8つの原因
さて次もレポーターに取材してもらいましょう
どうやらこの現場には断捨離してみようと思い立った方がいるようですが、なかなか進んでいない様子
①高価なモノだから捨てられない
特に高かったモノは手放すのが惜しくなりますね
今は使っていないようですし、時代遅れ感も否めませんね
どんなに高いなーと思って買ったモノでも、手に入れたその時から価格の意味で価値は下がるもの。
こんまりさんのコトバを借りると、今ときめくかどうか。ときめかないならその価値は下がったということですね。今の自分にとって価値があるのかないのか冷静に見極めるのがよさそうです。
②壊れてない&まだ使っていないから捨てられない
今は使ってないけど壊れていないから…そんな声が聞こえてきますよ。想像もできない未来に使う予定なんでしょうか
使いきっていない小さなエンピツや消しゴムが昔机の中に入っていたことを思い出したー!
大切にしてると、ていのいい言いかたもできますが、使っていないのは大切にしてると言い難いですねぇ
③友人に貰ったというしがらみで捨てられない
これは引き出物あるある、お土産あるあるだぁ。
捨てるのは悪いと思ってしまうんですよ
私はお土産や誕生日プレゼントはカタチの残らない食べものやサプライズが一番嬉しいですね。好みの違いの問題もありますからね
④モノを大切にしろと躾けられて捨てられない
戦時中を経験された方は物資の少ない時代を知ってらっしゃいますからね。ただ、今はモノがあふれている時代ですからねぇ
もったいない精神と大量生産大量消費の時代が同時に存在していて、考え方も行動の仕方も複雑になりましたね。
たしかに、モノを大切にすることはとても重要で大事なんですが、実際には管理しきれないほどモノに囲まれているので見極めが大事だと思います。
⑤小さいし邪魔にならないからと捨てられない
引き出しの中にはしばらく使ってなかったと思われるアクセサリーがたくさんありますね。どうやら片方しかないイヤリングもあるようです。
モノの大きさに関わらず一つひとつ向き合うことで引き出しの中も頭の中もスッキリするのは間違いありません。
私も実際に経験がありますが、お財布の中ひとつから、引き出しひとつからでも小さなモノを見直すことが整理始めのきっかけになりやすいし満足感も大きいのでおススメです。
⑥迷信を気にして捨てられない
人形には魂が宿る…これは本当なんでしょうか?でも人形を供養してくれる神社があるくらいですからね
信じるか信じないかの問題なのか私には分かりませんが、目があると捨てにくいという気持ちはあるかもしれませんね。
寺社などに供養をおねがいするほか、じぶんで供養することもできます。
人形をきれいにし、白い布などで包み、感謝の意を込めながら塩を振る。あとは自治体のルールに沿ってゴミ袋に入れて収集日に出すといいそうですよ。
⑦思い出が絡みついて捨てられない
おっと、さらに片付ける手が止まった。私からはただのガラクタにしか見えないのですが・・・
とても愛おしそうに見つめています。何か思い出したのでしょうか
思い出の詰まったモノをどうするのか、その基準は自分自身にしかありません。でももし捨てなきゃとは思ってるのになんだか気持ちがモノに引っ張られる時は、その思い出の気持ちを別のかたちに変えて残す方法もあります。
写真にとって残す。それだけでも意外と気持ちや思い出が写真の中に収まります
これ、絶対効果的だと思います。
どうしても触った感触とか匂いとかそこまで残したい場合は小さなカタチにリフォームするとかお金かけてもいいと思えるほどならそれも良い選択肢ですよね
ここまでの事例の逆の発想でいえば、購買行動までにたくさん考えて決めたお気に入りはそうそう手放さないし大事に使うようになります。
適当なモノを数多く持つよりお気に入りを少し持つ方がなんだか幸せになれそうです。
⑧捨て方がわからないから捨てられない
ゴミ袋に入らないようなモノ、大きな家具、家電。どうしても後回しになりますね。
捨てるだけではなくリサイクルに回すという方法もありますが…なかなか重い腰が上がらない行動ですし、意外と手間がかかります。
この記事の最初に言ったように、買うときはいらなくなった時のことまで想像しておくといいです。
何かを手に入れると同時に最後の最後手放すときは手間がかかることも覚悟しておく、というのが大事です。
片付けはまだまだ続きそうですが現場からは以上です。
というわけで、あぁ分かる!というような場面もたくさんあったんじゃないでしょうか?
客観的に見ることで新しい気づきになりますからね。この気づきを生かして次に繋げましょう
モノを手にした時に心がけるといい3つのこと
何か新しいモノを買おうとした時に考えるべきこと
①それをずっと愛せるか
②自分にとって手に入れたい価値はモノそのものにあるのか、それとも精神的な面にあるのか
③手放す時が来るとしたらどう対処すべきか想像してみる(捨てるのか、売ってしまうのかなど)
この3つを心がけるだけで行動はかなり変わるんじゃないでしょうか?
買うたびに考えるなんてたしかにめんどくさいです。でもこのめんどくさい関門を通過できた買い物はあなたを必ず満足させるに違いありません。
自分の例でいうと本はできるだけ「紙媒体」で買わなくなりました。私が欲しいのは紙ではなく中身の情報だからです。古い本を処分するのがとても面倒だったし色褪せるし、大した値段がつかないから。
昨年の話、鬼滅の刃コミック本だってみんなが「本屋にない、まだ届かない」などいう中、私は電子書籍ポチっとするだけですぐに読むことができました(笑)
それから最近は趣味の楽しみから遠ざかってますが、私はトレーディング系ガチャがけっこう好きです。
それは何が何でも推しをひきたい!とかではなく単純に「何がでるかな」というワクワクを買っていると自覚しているのでいくつまで、何回までと決めて楽しんでいます。
他人には無駄なモノでも私には納得の消費です。
まとめ・モノと向き合い満足度を高める行動と考え方
これから断捨離するつもりである、またはお買い物をするつもりなら次のポイントを押さえておくと片付けが捗るはずですよ
【買うとき】
- それを買うことで手に入るのはモノそのものか精神的なものなのか考える
- モノを新しく手に入れるとしたら最後までしっかり面倒みきれるか考える
- それをずっと愛せるか見極める
【手放すとき】
- 買ったときの値段に関わらず今使っているか、今でもときめくかで判断する
- 予測もできない未来を思って「また使うかも」と考えるのはやめる
- 捨てるのはもったいない、ではなく使わずしまっているのがモッタイナイ
- 無くしたくない思い出があるモノでも「その思い」を写真など別のカタチで残すことはできる
片付けの上手な人はモノの多い少ないに関わらず、一つひとつ大切に扱っているのが想像できます。
元からそういうタイプの方もいらっしゃいます。とても羨ましい限り。
今そうではない方も諦めることはないですよ。整理することは才能ではなく訓練で身に付くものだそう。
今からでも少しずつ考え方と行動を変えれば間違いなく変わっていきます。
私も絶賛訓練中です。皆さんも一緒に頑張りましょう
最後までありがとうございました。
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